『偶然・完全』とはかの勝新太郎さんがおっしゃった言葉であります。
『完全というのは偶然に生まれる』というその言葉に、大いに共感した
わけです。
昨日は“公明正大”というタイトルのライヴに参加した。
私はいつも誘ってくれるLowdown 30で2曲やることになり、他には
元シナウィ、レイセオスのキム・パダ氏率いるArt Of Parties、そして
急遽キャンセルとなったThe Moonshinersに代わり参加したHuckleberry
Finn、そしてそして本日のホストバンド、ソウル電子音楽団の4バンド
での、何とも嬉しいメンツでのライヴだ。
友人、弟分、兄貴...様々な位置ではあるが、とにかくプライヴェート
でも仲の良い人達が集まっただけあって、終始フレンドリーな雰囲気。
リハから飛び交う笑い声が嬉しいじゃないですか。
Art Of Partiesはデジタルロックからハードコア〜オルタナに回帰した
キム・パダ氏独特の音楽性が炸裂するバンド。トリオながら、中々の
音圧。ヴォーカルにスペースエコーを掛け、歌いながらフィードバック
を操るパダ氏が印象的だった。2番目は我らがLowdown 30。年末総決算
といった感じで、最初の3曲に元Hookah Whiteのミンジェがゲストギター
で参加、レスポールを豪快に鳴らす骨太なロッカー気質剥き出しの
スタイルだ。ビョンジュ氏といいミンジェといい、羨ましい程のロックな
体質だなぁ。私にゃ到底無理...だって似合わないんですよ、レスポールが。
で、最後の2曲でミンジェから私にバトンタッチ。今回はThe Stoogesの
名曲・I Wanna Be Your Dogをやる。もうぐしゃっとファズを掛けて弾く。
イントロが気持ちいいんだよねぇ、この曲。まぁリハ不足だったのだが、
音は不満足ながら、これはまずまずだった...そして問題の2曲目。何と
ソウル電子音楽団の“ジョンソリ(鐘の音)”をヘヴィにカヴァー。例えて
言うなら、ソウル電子音楽団がPink Floyd~Hawkwind的なブリティッシュ
・サイケデリアの香りがほのかにするとすれば、我らがLowdown 30の
カヴァーバージョンはBlue Cheer~The Stooges、Amboy Dukes的な
ブルースの香りがするアメリカン・サイケデリアの香りが強いといった
具合でしょうか。爆音でやったのが何とも...途中でキーが聞き取れなく
なったりしてしまった...もう大失敗。中間の長めのアドリブでやっち
まったもんだから..大泣きですよ。トーンベンダー踏むとドラムも聞こえ
なくなってしまうんです(苦笑)...でも、踏むんだよ!!と言わんばかりに
踏んで、BIASのアナログシンセドラムも使いまくり...もうアヴァンの
香水撒き過ぎ...香水はほんのり香るからイイんじゃないですか!?
もうダメだな...やっぱ、ギタープレイに集中した方が良いですな。
昔のようにそんなに器用には出来んですわ。本当にもう、申し訳ない
としかいいようがないです。Lowdown 30のメンバーの皆様...今回は
『偶然・完全』にはなりませんでした。最悪でした。
そしてホストバンドのソウル電子音楽団..イイ!!やっぱりイイですよ。
キム・パダ氏をヴォーカルに加えての4人態勢。ユンチョル兄のギター
がいつもよりスゴいですよ。せんじつもそうだっのですが、Lowdown
30の後にやるソウル電子音楽団、何か鬼気迫るものがあるんですよね。
普段が100パーセントだとすると、150パーセント位になるというか...
相乗効果というやつでしょうか。素晴らしい演奏でした。
ラストはHuckleberry Finn。既に10年を軽く越える活動期間ですが、
一貫した音楽性は御見事。初期はオルタナの香りが強かったのですが、
メンバーチェンジを経て、さらに個性の強い独特の世界を持つバンド
になった。この日は本当にいいバンドばかりでした。
もう打上げでもず〜っと悔やんでおりました。情けないですねぇ。
でもしょうがないんです。こういう人間ですから。落ち込む時は素直に
落ち込みます。
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返信削除そんなことないですよ。
返信削除クラプトンだって頑張ってるじゃないですか。
サラリーマンならそろそろ定年のトシですよ(65歳定年制で)。
僕やヨウヘイさんの世代では“70歳定年制”になるという説もあり……80歳まで頑張りましょう。僕も仕事頑張ります。
ギターのことはよくわかりませんが、
返信削除色々と大変だったのですね。
でも、演奏を止めることなく、
最後までプレイされたのですから、
やはりプロの仕事ですョ。
本当にお疲れさまでした!
>>narge様
返信削除そうですね、まだまだ弱音を吐いてちゃダメな
歳ですよね...頑張ります。
>>美穂子様
何事も、途中で投げるのは一番ダメですから...